空調設備
Air Conditioning Equipment
『空気調和設備』とは『温度』『湿度』『気流』『空気清浄度』などをコントロールする設備を指します。
空気調和設備は使用環境・使用条件ごと異なります。
大きく区分すると『産業用空調』と『保健用空調』に分けられます。
『産業用空調』は工場の生産機器やサーバー室の機能維持、または、貯蔵庫などで保管する食品・製品等の品質管理、そこで働く人の労働環境の維持なども目的とされています。
『保健用空調』は一般的な建物のエアコンと換気を指します。オフィスビル・病院・商業施設などで働く人や移住する人が快適に過ごせるようにすることが目的とされています。
空調設備施工の流れ
見積依頼 打合せ・現場確認 設計積算 見積提出 受注 工程打合せ 機器発注 工事 工程検査 保温工事
見積依頼
打合せ・現場確認
設計積算
見積提出
受注
工程打合せ
機器発注
工事
工程検査
保温工事
真空引き
試運転調整
施主検査
引渡し
見積依頼
お電話にてご依頼を受け付けております。
その際、空調機を新しく設置するか古くなった空調機を新しく交換するか、設置する台数、設置する場所や部屋の広さ・大きさなどの簡単な聞き取りを行います。
後日、空調機を設置する場所の確認させていただきますので日程調整し電話にて訪問日時をご連絡させていただきます。
打合せ・現場確認
現場にて正確な部屋の大きさ、仕様、用途、電気容量、室内機のタイプ、設置場所(内外)、配管ルート、養生範囲、作業車の使用、施工条件(土日作業かや脚立などは使用可能かなど)を確認させていただきます。
設計・積算
聞き取りや現地調査をもとに、機種(容量・型式)を選定し納期の確認いたします。
新築工事や大規模な改修工事の場合は、図面を書き起こし、設計書を作成いたします。
小規模な工事の場合は、現地調査で計測した数字をもとに見積書を作成いたします。
見積書提出
御見積書を提出し、空調機等の仕様や施工条件、金額を確認して頂きます。
仕様や施工条件の変更があれば、変更した御見積書を再提出いたします。
受注・打合せ
御見積書をもとに正式に金額と工期を決定いたします。
その際に、契約書もしくは注文書・注文請書で契約を行います。
工程打合せ
施工条件に合わせて手順、工法の検討を行います。
搬出搬入の日時、レッカーの使用スペース、停電の日程、空調が使用できないエリアや工事中で使用できないエリアの期間などをお打ち合わせさせていただきます。
工事・作業
作業エリア養生をした後、機器の設置工事(撤去含む)、配管工事や電気工事を行います。
室内機の設置場所はルーバー(エアコンの吹出し口)から出る風が壁に当たらないよう注意して設置いたします。また、室外機も周りに障害物が無く強風の影響が少ない場所を選び設置します。
工程内検査
機器を設置後、機器周りの設置方法の確認、見栄え、施工計画書通りに実施できているか漏洩試験(冷媒配管に窒素で気密試験やドレン配管の通水試験などを行い漏れが無いか)など行い、必要に応じて検査報告書を作成いたします。
(検査項目 傷の有無、材質、サイズ、継手の規格・材質、バルブ、接合剤、配管系統が正しく接続されているか、配管の勾配、支持のピッチ、配管の端部の養生、貫通部の処理、室外機に適切なメンテナンススペースが確保できているか、周囲に障害物がないか、ブレーカーの容量・電線の太さが適切か、アースが取れているか、工事写真の記録など)
保温工事
漏洩試験に合格したら各種配管に結露防止の為保温を施工します。
通常は付属のドレンホースを使用します。
真空引き
冷媒配管内の空気を真空ポンプを用いて抜き、真空乾燥することにより配管内の水分も同時に取り除きます。
室外機の冷媒ガスを開放して運転できる状態にします。
その際、冷媒配管の距離が長く、室外機にあらかじめ封入されている冷媒ガスだけでは不十分な場合は追加充填いたします。
試運転調査
運転データの確認、冷暖房使用時の冷媒圧力の確認、電圧、電流の確認、対向試験、騒音・異音がないか、保護装置(機器にエラーが発生した際、その損傷を抑えるためにアラートを出す安全装置)が適切に動作するか、ドレンポンプ(室内機内部で結露したドレン水を吸い上げ外部に排出するポンプ)の動作、警報の外部出力、振動が無いか、ルーバーが動くか、リモコンの動作、風量の測定など行い報告書を作成いたします。
施主検査
お客様からの指摘事項の有無を確認し、ご指摘があった場合はその箇所の是正処置を行います。
引渡し
報告書と請求書を提出して完了となります。
よくある質問
- エアコン以外の空調機器の工事も出来ますか?
はい エアコン以外でもファンコイルユニット、エアハンドリングユニット、チラーユニット、ボイラー、冷温水発生機、換気設備など空調全般承っております。
空調設備についてのご相談はお気軽にお問合せ下さい。
- R22の冷媒ガスを使用してるエアコンは交換しないと駄目ですか?
交換しないとならないということはございませんが、R22の冷媒ガスは2020年に全廃となっております。
現在R22は生産しておらず入手しづらく、今後はガスの価格も高騰し続けます。
故障の際に修理費用が高くなりますので新冷媒のエアコンに交換をお勧め致します。
エアコンの交換をご希望であれば弊社へご相談下さい。
- エアコンが冷えない / 暖まらない
フィルターが詰まっていないでしょうか?
フィルターが詰まりますと風が出にくくなりエアコンが効きにくくなります。
フィルターは定期的に清掃が必要になります。
もし、フィルターを清掃しても直らない場合は、故障している可能性がございますので弊社へご相談下さい。
- エアコンを処分したいのですがどうすればいいですか?
エアコンの中に入っている冷媒ガスはフロン排出抑制法により有資格者が回収して適正に処理をしなければなりません。
弊社のサービスマンは資格を有しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
- エアコンを別の所で買ったものを工事だけしてもらえますか?
申し訳ございませんが、故障の際にエアコンが原因か工事の原因かで保証がメーカーか弊社で不明確になります。
お客様で購入された場合はメーカーの保証は弊社で行えません。
お客様にご迷惑おかけする事になりかねませんので基本的には工事だけは承っておりません。
弊社は日立グローバルライフソリューションズの特約店ですのでエアコン販売と取付工事を合わせて承っております。弊社へご相談下さい。
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